お客さまに、提案をすべて知っていただく

もう何年も前から、クルマのカスタマイズは必須のアイテムです。顧客が多くの選択肢を持っていたT型フォードの時代は終わったのです:T型は「黒であれば、お客様のご希望に応じます」

カスタマイズのニーズに応えるため、生産設備はカスタマイズされた自動車を生産するために適応してきました。そのためには、供給から、物流、製造チェーンにおいて、生産能力や多額の投資が必要でした。マーケティングおよびセールスは、これらの技術的能力を強調するツールを設定する必要があります。

買いたい商品を具体的にイメージすることは必要なことです。

しかし、その範囲は非常に広く、カタログに掲載されている車種、色、オプション、アクセサリーの全てをディーラーで紹介することは不可能です。

セールスマンと顧客との間で、希望する車を想像する為のやりとりが発生する事を知っています:「この色で、このリムで、この車と同じような内装の車」これには想像力を必要とします...

また、販売店の展示スペースも高価で限られていることも忘れてはなりません(記事を参照)。

インタラクティブ・コンフィギュレータ

商品の価格だけでなく、お客様の選択に対応した3Dモデルを可視化するインタラクティブなコンフィギュレーターの構築が不可欠です。カタログの技術的およびマーケティング上の制約を維持しながら、すべての色、バージョン、およびアクセサリを提示します。 

お客様はインタラクティブに自分の車をカスタマイズし、複数の構成を比較することができます。アンケート調査によると、カスタマイズした製品を視覚化できることが、商品購入のきっかけになっていることが分かっています。

さらに、WEBコンフィギュレーターに加え、販売店に設置するタッチスクリーン型キオスク端末によるコンフィギュレーターは、販売時でのお客様との関係を構築するための理想的なソリューションです。異なるコンフィギュレーション・ツール間での連携も非常に重要です。お客様は、まず自宅でWEBサイト上で希望するモデルや構成をある程度決めておき、販売店でそれを呼び出して担当営業と交渉を開始することができます。

メーカーの情報システムと連携することにより、車両構成から直接、お客様の選択構成に基づいた見積もりを作成することが可能となります。

コンフィギュレーターを車両の在庫と連動することにより、お客様に在庫のあるオプション構成のみを提供する事が可能となり、納期の短縮や割引の提案をすることが可能となります。 

例えば、小型商用車を考えてみましょう:専門職の顧客は、自分の仕事に完璧に適応出来るように、車両がどのようなスペースやレイアウトなのかを知りたいのです。あらゆる可能性を可視化して確認出来ることが非常に重要です。ここでもまた、お客様は、製品をあらゆる側面から評価することができれば、より購買意欲を高めることができます。 記事を参照。